財産の捉え方


ビル・ゲイツが事実上の引退を発表した。
Life is beautiful: 速報!ビル・ゲイツ、事実上の引退宣言
彼の引退会見の中で最も印象的だったのが次の一言。

「私は(Microsoftの成功により)、巨額の富を得ることに成功したが、富には責任が伴う。その富を必要とする人たちに最も適切な方法で再分配するべき時が来ている」

巨額の富は持っているだけで責任を伴う。どこに再配分し循環させるかを選ぶ権利と義務がある。正しく循環させるための知識と知恵と倫理がないならば、その人がお金を持っていることは世界的には罪になるということだ。得るものと負うもの、表裏一体ということか。
金持ちって難しいな…俺はいいやww


でもこれって巨額の富じゃなくても、たとえば自分の時間とかに置き換えても同じことが言えるんじゃないだろうか。
別にカミサマにもらった命だから大切に使わなきゃなんて大上段に構える必要はないが、自分の持っている時間とか能力もまた自分しか持っていない財産で、それをどう使うか選択するのは自分の権利でもあり責任でもあるんだという意識が、人生を充実させ、美しい時間を生み出す道しるべとなるのではなかろうか。
・・・と、サッカーで人を楽しませることが自分の使命だと語るロナウジーニョを見ていて思った。